イタリア語:「公衆便所」という言葉の由来になったローマ皇帝2011/06/21 00:00

ウハハ。うふふ。るんるんら~。
さっきからニヤニヤが顔から取れません。
楽しい言葉を知ったんですっ!!きゃ~もう楽しくて楽しくて仕方がない。きゅーしんきゅーしん♪が必要なくらい、ときめいてます。
みなさまにも、この楽しさをおすそわけです。
歩道や公園なんかの街頭にある男性用公衆便所をイタリア語で「vespasiano」というのですが、この名の由来はなんとローマ帝国の皇帝Tito Flavio Vespasiano(ラテン語:Titus Flavius Vespasianus)の名前からつけられている。皇帝の名なのに、なぜに便器になってしまったのか、そこにはなかなか面白い経緯があった。
ローマ帝国の財政を立て直すために、いろんなものに税金を掛けた皇帝だった。そこで公衆便所を利用する人からも税金を取り立てようしたのです。
それに対して皇帝の息子は「それはちょっと~どうなの?そんなお金で神殿建てられちゃったら神殿の主だって喜ばないよ~」と反対したそうな。
そんな息子に、さすがはやり手の皇帝、こんな名言で切り替えした。
「硬貨の臭いをかいでごらん。どっから持ってきたって、お金に臭いはないのだよ。」ほっほっほ~と息子の鼻先に硬貨を押し付けたそうな。わははは。
そして、この名言によって「お金に臭いはない」、金銭に汚いとか悪いとかそういうのはないんだよという意のことわざができたのです。わぁ~すてきだぁ~。
この諺をイタリア語:Il denaro non ha odore.(ラテン語:Pecunia non olet)
※[denaro]お金、古代ローマのdenaro銀貨
※[odore]におい・香り
ちなみに、フランス語では「vespasienne」と言って、やっぱり公衆便所を示す名詞になってるよ~。楽しいね~。

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