イタリア語テキストレビュー「こんなとき、どう言う?イタリア語表現力トレーニング(著:中矢慎子)」2015/03/10 16:38

えびが卵をかかえてる
えええええええええぇー(((⊃∀⊂)))
びっ((⊂(*´∀`*)⊃))

写真、見てやってつかぁさい。
うちの子(エビ)がついに、たまごをっ!涙。うぅ
わらわら増えるといいなぁ。わらわら。

さて、子供(エビ)もできることですし、久々にイタリア語のテキストレビューいって見たいと思います。

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NHK出版CDブック
こんなとき、どう言う? イタリア語表現力トレーニング
著者:中矢 慎子
出版:NHK出版

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もっと早くに手にしたかった!と思うような、かゆい所に手が届くテキストでした。
表現力トレーニングとタイトルにあるように、自分の伝えたい事を「より気持ちにそった言葉」で表現する力を養うことを目的としたテキストです。
「ありがとうございます」と「感謝しています」と言うのでは、同じ意味合いでもニュアンス・場面が違いますよね。
私の場合、イタリア語となると語彙不足なのもあって、ついつい同じ表現、1パターンな言葉で伝えてしまう。それでもイタリア語を母国語としてる人には、伝わるには伝わるのですが、より心情や場面にそった言葉選びができたなら、もっと心が近づけるように感じます。
このテキストは、1パターン表現から脱したい人におすすめです。

では、テキストの構成について。
数学の公式のように、「+(プラス)○○単語で、このような表現に」という「式」形式で書かれています。
この公式を覚えると、単に「例文を丸暗記する」のと違って、単語を変えて、色々使い回しができるようになります。記憶するのに効率的。
その式は伝えたいテーマ、たとえば「断る」に対して、5つの表現式(パターン)が示されています。各テーマ、5パターンを学べます。
ページの構成について。
見開き(2ページ)を1セットとして構成されています。見開き右側に、使用する式を5パターン(5段)とそのニュアンスの説明。それを使う例文(日本語のみ)が左ページに書かれています。他に、例文で用いる単語が全てではありませんが、示されています。
次の見開き(裏2ページ)、左側に例文の回答(イタリア語のみ)と、例文の解説が左側にあります。
日本語の例文に対するイタリア語が同じページ内にないので、練習問題として練習するのにも便利です。また、右ページの式部分を隠せばヒントなしに翻訳練習できますから、段階を追って暗記させることができます。
イタリア語例文の解説は主に表現に対するものです。文法的な説明は、品詞等文法用語で書かれています。たとえば「直説法現在の動詞が来ます」「条件法現在」という文法用語で説明されていますので、基本文法の学習を一通り終えた方の方が、理解しやすかと思います。文法テキストではありませんので、文法の解説はありません。
5パターンの例の後ページには、その表現を使う練習問題がついています。これによって、パターンを利用する場面の想像がより明確にできます。

難しい文章を翻訳練習させる事が目的ではないので、基本的に文はシンプルで、式の暗記に役立ちます。しかし!シンプルなのに、いざイタリア語で!となると出てこないんだなぁ~(((⊃~⊂)))うぅむ。
日本語を読んで、そのイタリア語を読んで、「こう言うのなかぁぁぁああー(⊃□⊂)ぁぁぁ」と勉強になりました。


=====本日、ご紹介した本↓=====

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※個人的な感想です。感じ方は個々の学習レベルによっても異なると思います。
今までのテキストレビューはHPの方に書いてあります。ブログで書いてない本(ブログを書き始めるより前の本)もあるので、テキスト探しの参考にどうぞぉ~。
・過去「文法書」レビューはこちら
・過去「テキスト・会話の本」レビューはこちら
・過去「問題集・実用イタリア語検定試験対策の本」レビューはこちら
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イタリア語テキストレビュー:日本語から考える!イタリア語の表現2014/05/07 19:05

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∩*´∀`*∩シュたっ!!

Ciao!(((⊂(*´∀`*)⊃))) Ciao!
前回、前々回の更新の日付をみてみると
あわわわ、2週間に1回ペースに・・・ぁぁ。
まだもう少し更新ペースが乱れそうですが、
気長におつきあい頂ければ幸いです。

さて、今日は久々にイタリア語テキストレビュー!!
随分前に、ニュータイプのテキスト(が来た)と
言っていたお気に入りの本です。

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日本語から考える! イタリア語の表現
著者:大上 順一、山田 敏弘
出版:白水社


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基本文法を一通り終えた(目は通した)という方に適しています。「入門」や「初級」と書かれたテキストを終えたけど、中級テキストは難しく、次にどうレベルをあげればよいか、「どうすれば表現したいイタリア語になるか」悩んでいる方には特におすすめしたい1冊。
読み物タイプのテキストになります。各項目ごとに、日本語からイタリア語への作文(一行文)がいくらか用意されています。そしてテキスト全体の半分超はその説明で成り立っているようなテキストです。読み物タイプと称したのはこのためです。
さて、内容について。とても面白いのが、タイトルにもあるように「日本語から考える」という部分です。少し誤解を受けそうなタイトルですが、イタリア語で聞き、考え、そのままイタリア語で話すという学習の理想(目的)を否定しているものではありません。
「日本語で言う○○な表現はイタリア語でどう言うの?」という疑問を解決する手助けをしてくれるテキストです。
たとえば、一番最初の項目では日本語の「は」と「が」の表現の違いについて書いてあります。簡単な例ですが、「わたしは○○です」と「わたしが○○です」、「は」はどんな時に使っているのか、「が」はどうでしょう?一瞬、日本語で説明するのであっても戸惑いますね・笑。
他には「100人も来た」の「も」と、「100人は来た」の「は」の表現の違いなど。このように私たちが「自然」に使っている表現をイタリア語でどう言うのか、同じような表現はあるのかを学びます。
この本の素敵なところは、まず日本語で私たちがこれらを「使い分けている理由」の部分を解説してくれている点です。これはもう日本語の勉強です・笑。それを理解して、イタリア語へ進みます。各項目、まず日本語の文法から学ぶのです。この当たりは好き嫌いが分かれそうですが、普段考えずに話している言葉の使い分けを学ぶことで、自分は「こう相手に言いたいんだ」と知るわけですね。うぅーん、日本語も楽しいっ!!
日本語を知ることで、よりイタリア語での表現方法も考えられる。そして、それが明確だから、イタリア語にする時に発想の転換する勉強にもなりました。例えば上記の例にあげた「100人は来た」の「は」は100人よりも多く来たって伝えたいということだから、イタリア語の”少なくとも”の意を持つ、almenoを用いるとか。あぁ、なるほど!ってすっきり(((*´ー`*)))。難しく考えてたけど、こう言えばいいんだ!が詰まってます。
何度も読み返して、モノにしたいです。言葉好きの方にもおすすめ。
実際に使えるよう暗記する云々は置いておいて、単純に楽しくなる本でした。

=====本日、ご紹介した本↓=====
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※個人的な感想です。感じ方は個々の学習レベルによっても異なると思います。
今までのテキストレビューはHPの方に書いてあります。ブログで書いてない本(ブログを書き始めるより前の本)もあるので、テキスト探しの参考にどうぞぉ~。
・過去「文法書」レビューはこちら
・過去「テキスト・会話の本」レビューはこちら
・過去「問題集・実用イタリア語検定試験対策の本」レビューはこちら
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