イタリア語テキストレビュー:日本語から考える!イタリア語の表現2014/05/07 19:05

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∩*´∀`*∩シュたっ!!

Ciao!(((⊂(*´∀`*)⊃))) Ciao!
前回、前々回の更新の日付をみてみると
あわわわ、2週間に1回ペースに・・・ぁぁ。
まだもう少し更新ペースが乱れそうですが、
気長におつきあい頂ければ幸いです。

さて、今日は久々にイタリア語テキストレビュー!!
随分前に、ニュータイプのテキスト(が来た)と
言っていたお気に入りの本です。

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日本語から考える! イタリア語の表現
著者:大上 順一、山田 敏弘
出版:白水社


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基本文法を一通り終えた(目は通した)という方に適しています。「入門」や「初級」と書かれたテキストを終えたけど、中級テキストは難しく、次にどうレベルをあげればよいか、「どうすれば表現したいイタリア語になるか」悩んでいる方には特におすすめしたい1冊。
読み物タイプのテキストになります。各項目ごとに、日本語からイタリア語への作文(一行文)がいくらか用意されています。そしてテキスト全体の半分超はその説明で成り立っているようなテキストです。読み物タイプと称したのはこのためです。
さて、内容について。とても面白いのが、タイトルにもあるように「日本語から考える」という部分です。少し誤解を受けそうなタイトルですが、イタリア語で聞き、考え、そのままイタリア語で話すという学習の理想(目的)を否定しているものではありません。
「日本語で言う○○な表現はイタリア語でどう言うの?」という疑問を解決する手助けをしてくれるテキストです。
たとえば、一番最初の項目では日本語の「は」と「が」の表現の違いについて書いてあります。簡単な例ですが、「わたしは○○です」と「わたしが○○です」、「は」はどんな時に使っているのか、「が」はどうでしょう?一瞬、日本語で説明するのであっても戸惑いますね・笑。
他には「100人も来た」の「も」と、「100人は来た」の「は」の表現の違いなど。このように私たちが「自然」に使っている表現をイタリア語でどう言うのか、同じような表現はあるのかを学びます。
この本の素敵なところは、まず日本語で私たちがこれらを「使い分けている理由」の部分を解説してくれている点です。これはもう日本語の勉強です・笑。それを理解して、イタリア語へ進みます。各項目、まず日本語の文法から学ぶのです。この当たりは好き嫌いが分かれそうですが、普段考えずに話している言葉の使い分けを学ぶことで、自分は「こう相手に言いたいんだ」と知るわけですね。うぅーん、日本語も楽しいっ!!
日本語を知ることで、よりイタリア語での表現方法も考えられる。そして、それが明確だから、イタリア語にする時に発想の転換する勉強にもなりました。例えば上記の例にあげた「100人は来た」の「は」は100人よりも多く来たって伝えたいということだから、イタリア語の”少なくとも”の意を持つ、almenoを用いるとか。あぁ、なるほど!ってすっきり(((*´ー`*)))。難しく考えてたけど、こう言えばいいんだ!が詰まってます。
何度も読み返して、モノにしたいです。言葉好きの方にもおすすめ。
実際に使えるよう暗記する云々は置いておいて、単純に楽しくなる本でした。

=====本日、ご紹介した本↓=====
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※個人的な感想です。感じ方は個々の学習レベルによっても異なると思います。
今までのテキストレビューはHPの方に書いてあります。ブログで書いてない本(ブログを書き始めるより前の本)もあるので、テキスト探しの参考にどうぞぉ~。
・過去「文法書」レビューはこちら
・過去「テキスト・会話の本」レビューはこちら
・過去「問題集・実用イタリア語検定試験対策の本」レビューはこちら
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