イタリア語:キツネのイメージ&日本の民話:化身するには修行がいるらしい2011/10/12 03:50

よく漫画で見受けられるキツネ顔のキャラクター
(目のほっそい・目が線)って、ここぞと言う時に開眼するよね・・・

さて・笑、今日はキツネのお話です。
今読んでいる日本の古典、平安初期に書かれた日本最古の説話集「日本国現報善悪霊異記」、略して「日本霊異記」にもキツネのお話があります。狐は人を化かす、ちょっと意地悪な生き物に描かれる事が多いですよね。でもこの説話に登場する狐は、ちょっとキュンとさせられる狐さんでした。あっ、日本霊異記についてはまた別の日に書きたいと思っていますので、詳しく内容には触れませんが、この説話の狐はやっぱり人に化けてて、人間の男の嫁になっちゃうんです・・・というように、昔から「キツネ」は「化ける」「人を化かす」というイメージはありますが、いったいこれはどこから来たんでしょうね。こういう話を読むと、毎度、私は不思議に思っています。
あっ、そうそう、面白いのがね、ちょっと脱線するけど・・・(日本の民間神話に関する)辞書によると、キツネは、どのキツネでも化身できるわけではないのだそうです。なんと、修行を積む必要があるんだと!!笑。その修行というのが髑髏(しゃれこうべ・されこうべ)を頭の上にのせて、北斗星を拝するそうな。頭から滑り落ちたら、拾ってまた頭に載せて、走っても跳ねても落ちないようにならなくてはならない。そうして、北斗星に百遍の礼をして、やっと化身する術を体得できるんだそうだ!!笑。やだ、なにそれ、素敵過ぎる!!!キュンとしたわ!
体得するまでに、7~8年はかかるらしいよ・・・きゅんと来るでしょ?笑。なんか、そんなに頑張ったキツネになら騙されてええかもぉ~って思うでしょ。あはは。
あー、ほんとなんで、キツネは「化ける」ようになったのかしらねぇ。
さて、日本は大抵ろくでもないこんなイメージのキツネですが、イタリアではどうなのでしょうか。
キツネ/キツネの毛皮はイタリア語で「volpe」と言います。
なんとですね・・・この単語には、狡猾な人、悪賢い、なんていう意味ももっています・・・良いように言えば、抜け目がない人となりますが・・・うぉおうう、イタリアでもそんなイメージなのか・・・なんでだ。ますます、不思議。「化かす」というイメージはどこからやってきたのかしら・・・。

↓ランキング参加中。グイグイ!SAY!グイグイ↓
人気ブログランキングへ にほんブログ村 外国語ブログ イタリア語へ
にほんブログ村

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「ホッ○ケーキ大好き」丸の部分を英数半角(小文字)2文字。※広告・勧誘は受付できません

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://linguaitaliana.asablo.jp/blog/2011/10/12/6149336/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。