西洋古典ホラー:なぜ魔物は銀を恐れるのか ― 2011/07/16 14:47
ドゴォードゴォー。
自宅の近くに大きな道路があってね、深夜の静かな時間帯に交通量が多いと家まで響くんだ。なんだか外が騒がしいなぁと思ってたんだけど、カレンダー見たら連休なんだね、で交通量が増えてるんだねぇ。そっかぁ~連休かぁ~響きええなぁ・笑。みんなどっか行くのかなぁ?
私は平常どおり・・・あっ、でも明日は出張から帰ってきた友人とビール浴びするんだぁ。たのしみだ。
待ちきれない・・・この持余してるフラストレーション♪をパァーンすべく、こんな本を読みました。(※♪の音楽がわかる人は部屋の四隅の高い角から前のめりに飛び出せる人だと思います・笑)
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読みキャベ ~愛される酔っ払いになるための99の方法~
著者:さくらい よしえ
出版:交通新聞社
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あっ、ちなみにイタリア語とは何ら関係ない楽しい酔っ払いの本です・笑。酔っ払って失敗した人の実話相談に対して酔っ払い経験豊富な著者が楽しく応えてます。酔っ払いの失敗とは大体、奇抜で面白いですが、その失敗談よりも、著者の返しのセンスが素敵。おもしろい。笑い本です。だから、著者のアドバイス?が役に立つかどうかは別として心のケア(笑)です。この連休退屈だぁーという人はぜひどうぞ。
さて、本日はもう1冊読書レビュー・・・あっ、まだこれは読書中なんやけど、ちょっと気になる記述があって、中間レビューとなります。
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中欧怪奇紀行
著者:田中 芳樹 / 赤城 毅
出版:講談社
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中欧、中央ヨーロッパとはドイツやルーマニア・オーストリアあたりの諸国です。題材はドラキュラや狼男、地域に昔から言い伝えられている民話の中の怪奇話(+映画)といった古典的なものについて、著者2人が対談形式で掘り下げていくという内容です。対談形式なので、読むというよりなんだかラジオを聞いているような感じ。それぞれの物語自体、・・・んん・・・あらすじを追うものではないです。お二人の短編もそれぞれ収録されているのですが、まだそこまで読んでいません。田中氏の方は私が中学生の時に「創竜伝」というシリーズ小説を読んでいたので短編も楽しみ。
あっ、でね、ちょっと気になった記述というのが今日のブログの題材。ドラキュラにしろ狼男(人狼)って、銀の弾を撃たれると死ぬとか、銀が苦手とかいう設定がありますよねぇ~。この設定は後に映画になったりするときに加えられていった要素だそうですが、印象として非常に強く残っています。対談の中に、「なぜ銀なのか?」という考察がありました。これは非常に興味深いです。本当になんで「銀」だったのだろうかと思います。そして、それに関してさらに興味深い話が・・・。昔の西洋の食器って銀食器を使っていたでしょう?銀のピカピカの食器は豪華で高貴な方々の食卓を彩るためにあったんだと思っていたのですが、なんと銀食器は「毒」に敏感に反応するのだそうです。うはっ、知らなかった。正確に言うと硫化ガス/硫黄ガスと化学反応が起こりやすく、毒が入っていないかどうか判明しやすい、毒殺を防ぐ効果が!!だから、当時は銀食器を使ってたんだね。あっ、で、魔物との関係ですが、そう、毒と魔物に代えてイメージしてたんだね。だから、銀の弾を恐れたり、それで魔物が死ぬという要素ができた。おぉおおお、納得ぅ~・笑。
最後に、ちょろっとイタリア語。
イタリア語で銀は「argento」と言います。ちょっと楽しいなぁ~と思うのが、この銀に「生きている」という形容詞(vivo)がつくと、なんと成句で「水銀(argento vivo)」という意味なります。水銀は生きている銀なのかぁ!!・笑。
(※注: 成句ではなく、水銀は「mercurio」。また、以前に使われていた水銀を表す呼び名としてargentovivoがあります)
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自宅の近くに大きな道路があってね、深夜の静かな時間帯に交通量が多いと家まで響くんだ。なんだか外が騒がしいなぁと思ってたんだけど、カレンダー見たら連休なんだね、で交通量が増えてるんだねぇ。そっかぁ~連休かぁ~響きええなぁ・笑。みんなどっか行くのかなぁ?
私は平常どおり・・・あっ、でも明日は出張から帰ってきた友人とビール浴びするんだぁ。たのしみだ。
待ちきれない・・・この持余してるフラストレーション♪をパァーンすべく、こんな本を読みました。(※♪の音楽がわかる人は部屋の四隅の高い角から前のめりに飛び出せる人だと思います・笑)
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読みキャベ ~愛される酔っ払いになるための99の方法~
著者:さくらい よしえ
出版:交通新聞社
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あっ、ちなみにイタリア語とは何ら関係ない楽しい酔っ払いの本です・笑。酔っ払って失敗した人の実話相談に対して酔っ払い経験豊富な著者が楽しく応えてます。酔っ払いの失敗とは大体、奇抜で面白いですが、その失敗談よりも、著者の返しのセンスが素敵。おもしろい。笑い本です。だから、著者のアドバイス?が役に立つかどうかは別として心のケア(笑)です。この連休退屈だぁーという人はぜひどうぞ。
さて、本日はもう1冊読書レビュー・・・あっ、まだこれは読書中なんやけど、ちょっと気になる記述があって、中間レビューとなります。
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中欧怪奇紀行
著者:田中 芳樹 / 赤城 毅
出版:講談社
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中欧、中央ヨーロッパとはドイツやルーマニア・オーストリアあたりの諸国です。題材はドラキュラや狼男、地域に昔から言い伝えられている民話の中の怪奇話(+映画)といった古典的なものについて、著者2人が対談形式で掘り下げていくという内容です。対談形式なので、読むというよりなんだかラジオを聞いているような感じ。それぞれの物語自体、・・・んん・・・あらすじを追うものではないです。お二人の短編もそれぞれ収録されているのですが、まだそこまで読んでいません。田中氏の方は私が中学生の時に「創竜伝」というシリーズ小説を読んでいたので短編も楽しみ。
あっ、でね、ちょっと気になった記述というのが今日のブログの題材。ドラキュラにしろ狼男(人狼)って、銀の弾を撃たれると死ぬとか、銀が苦手とかいう設定がありますよねぇ~。この設定は後に映画になったりするときに加えられていった要素だそうですが、印象として非常に強く残っています。対談の中に、「なぜ銀なのか?」という考察がありました。これは非常に興味深いです。本当になんで「銀」だったのだろうかと思います。そして、それに関してさらに興味深い話が・・・。昔の西洋の食器って銀食器を使っていたでしょう?銀のピカピカの食器は豪華で高貴な方々の食卓を彩るためにあったんだと思っていたのですが、なんと銀食器は「毒」に敏感に反応するのだそうです。うはっ、知らなかった。正確に言うと硫化ガス/硫黄ガスと化学反応が起こりやすく、毒が入っていないかどうか判明しやすい、毒殺を防ぐ効果が!!だから、当時は銀食器を使ってたんだね。あっ、で、魔物との関係ですが、そう、毒と魔物に代えてイメージしてたんだね。だから、銀の弾を恐れたり、それで魔物が死ぬという要素ができた。おぉおおお、納得ぅ~・笑。
最後に、ちょろっとイタリア語。
イタリア語で銀は「argento」と言います。ちょっと楽しいなぁ~と思うのが、この銀に「生きている」という形容詞(vivo)がつくと、なんと成句で「水銀(argento vivo)」という意味なります。水銀は生きている銀なのかぁ!!・笑。
(※注: 成句ではなく、水銀は「mercurio」。また、以前に使われていた水銀を表す呼び名としてargentovivoがあります)
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