イタリア文化:お墓も芸術的?!2010/11/07 10:26

 ひょんなことから、イタリア人の友人の祖父母のお墓を拝見させていただきました。

それはわたしのイメージと全く異なった墓地で驚きました。

そもそものわたしの西洋の墓地イメージというのは、アメリカ映画に登場するような緑(芝生?)広がる土地にぽつぽつと墓石があり、全体的に風の通るガランとした雰囲気、決して明るくないイメージを持っていました。

墓地の雰囲気はとても明るいんです。
「死」の薄暗いイメージはほとんどなく、ちょっとした緑地公園のようでした。墓石もさまざまです。小さく日本的な形が並ぶところもありますが、これは彫刻?というようなものもあったり・・・まるで美術館の庭のようです。
小さな墓石や墓地内のあちこちに国旗や国旗の三色カラーをあしらったリボンが巻かれて、それがまた一層、墓地を美しく引き立てています。

そうそう墓石の前には訪問者によって花が飾られています。
ここで日本との共通点を発見しました。菊の花です。
イタリアでも菊の花は死者に手向ける花だそうです。だから、友人は生きた女性にはぜったいプレゼントしないと笑っていた。ははは。

墓石の話にもどりますが、友人いわく、先ほども書いたように彫刻の像とか、近年はお墓は派手にそして凝ったものする傾向にあるようです。
となりの墓より立派に!そんな感じなんだそうです。
だから、像が建ちまくり!と言っていた!

いつか墓地が美術館みたいになるんじゃないかな。
それも、イタリアらしい気がする。




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