レビュー「勇気をくれるインドのことわざ(著:ニルマラ純子)」2016/10/06 21:24

ぉぉぉおーぉーぉー♪(((*´□`*))) ただいま、わたくしのバックでは、サッカーワールドカップの予選が繰り広げられております・笑。うぉぉお~ハラハラする。

そんなわけで、心を強く持つべく、神秘の国インドのことわざ本レビューをお届けします(((⊂(*´∀`*)⊃)))そいヤー!

ブリタニカ国際大百科事典によると、驚きなことに、インド国内は方言を含めて800種類以上の言語があるそうだ。
公用語だけでも10を超えるだなんて!すごいね、想像つかない世界だ。食品パッケージの成分表記がどうなってるのか気になる…きっとワサワサと文字が書かれているんだろうな(⊃∀⊂)見てみたい。

さて、そんなたくさんの言葉と文化を持つインドの中でも、今回、ご紹介することわざの本は、タルミ語によることわざ。
タルミ語は、インド(タミルナドゥ州)、スリラカ(北半)等の公用語の1つで、古くから文字もつ歴史ある言語だそう。

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勇気をくれる、インドのことわざ
~幸せをつかむタルミ語、ことばの魔法~

著者:ニルマラ純子(帝羽ニルマラ純子)
出版:共栄書房


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書かれていることわざはもちろん魅力的なのですが、何よりも魅力的なのは、日本語で翻訳されたことわざだけでなく、タミル語(原語)、アルファベット、原語の発音をカタカナ表記で併記しているところです。
「タミル語」という言葉さえ、はじめて知った私が、原語で書いてあっても当然読めるわけがないのですが、やっぱり原語に触れたい!どんな文字なのか見たい!音を聞いてみたい!そんな欲望を満たしてくれる仕様です。
カタカナ表記があることに、大興奮(⊃∀⊂)!!知らない言葉ですが、声に出して読んでみることができるんですよ!うふふ
こんなサポートをしてくれるなんて、著者はきっと "言葉" 好きに違いない。
もう、この仕様をとっている時点で、この本が好きだ・笑。

さて、肝心のことわざですが、9つのカテゴリに分かれています。
①学び、②人間関係、③世間、④戦略、⑤権力、⑥仕事、⑦家族、⑧お金、⑨愛、の9つです。学びと人間関係の割合が大きくとられています。
タイトルにあるように「勇気をくれる」ことわざが選ばれています。失敗を恐れない精神など、現代の私たちの生活に持ってきても、違和感なく納得できます。自己啓発にも良し。

ことわざの教訓よりも、表現として、非常におもしろいと思ったことわざがあります。
#
 つぼみは開き散る
  あなたの口は開き
   あなたの身を滅ぼす
#
(*勇気をくれる、インドのことわざ P82より抜粋)

教訓はわかりやすく、口は災いの元ということです。
しかし、最初の1文にとても魅かれます。美しい花をこの教訓になぞらえるなんて!(⊃∀⊂)
つぼみが開き、散るなんて、「儚く美しいもの」という感覚ですが、「開いたら身を滅ぼす」っていう・・・なんたる結果・笑。
このような表現に、花をもってくるというところに異文化を感じます。おもしろいね(*´∀`*)



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